登山家の野口健さんが5月19日にSNSで山岳カメラマン平賀淳さんの遭難を報告。
翌20日に遺体が収容され、死亡が確認されたと伝えています。
野口さんによれば、平賀さんは18日の夜にアラスカで撮影中、深さ約30メートルの
クレバス(氷河や雪渓などに形成された深い割れ目)に滑落して
雪と氷の塊に埋まってしまい遭難したとのことです。
当初は捜索困難としていましたが、半日経ってから
「詳細は分かりませんが、地元の関係者の皆さんの尽力により収容された」との
報告を共有。
「せめて体が発見され収容される事を今はただただ祈るばかり」
という願いをかなえてくれたレスキュー隊員への感謝をつづり、
「平賀さん、早く帰ってきてください」と締めくくっています。
登山家は常に死と隣り合わせ。
野口さんの近しい人も亡くなってるそうで、そういう環境でも登りたいという
意思が相当強くないと無理でしょう。
「山は疲れた」と語ってる野口さん。
その言葉の意味、すごくリアルに響いてきます。
志半ばでこの世を去った平賀さんの分も、生きて欲しいですね。
ご冥福をお祈りいたします。