頑張って、お母さんに見てもらいたい――。
小学5年の運動会で創作ダンスを披露し、文集にそんな言葉を残していた少女は
約20年後、無残な姿で見つかった。
大阪府寝屋川市の自宅で柿元愛里さん(33)が衰弱死した事件。
普通におとなしい控えめの女の子だった。
小学校で同クラスだった女性が、愛里さんの印象を語っている。
きっと小学生から親に白い目でみられ、虐待されていたのでしょう。
家族が無理なら、教師でも友人でも助けられたかもしれない。
今となって考えたら、救えたかもしれない命だった。
まさか親がこんなに長い間監禁し、監視するなんて誰も思わない。
逮捕されて収監されいつかは出所してくると思うと、他人事ながら
憎悪しか感じない。